自然素材 > 珪藻土の問題点
残念なことに珪藻土と呼ばれているのに、
成分に珪藻土がほんの数%しか入っていないものもあります。
そうなると当然、珪藻土の最大の特徴である『調湿効果』(湿気を吸収する機能)を発揮することは出来ません。
それでも、製造会社は珪藻土と言っています。
そう言うこと自体は、問題にならないからです。
なぜなら、1%でも珪藻土が含まれていれば珪藻土と呼べますし、
偽物には『樹脂』が入っていますが、それを偽物と言っているのは
私であって、製造会社から言わせれば偽物ではないのです。
| 吸放湿量 | 珪藻土含有率 | 接着糊の成分 | 安全性 | |
| メソポア珪藻土 | 155.1g ⁄ m² | 80% | 食用のり | ☆☆☆☆☆ |
| A社 | 75g ⁄ m² | 58% | でんぷん糊 | ☆☆☆☆☆ |
| B社 | 80g ⁄ m² | 40% | 無機粘土 | ☆☆☆☆ |
| C社 | 109.4g ⁄ m² | 40% | 合成樹脂エマルション | ☆ |
| D社 | 約69g ⁄ m² | 20% | 塗布時に粉末樹脂を調合 | ☆ |
※ すべてメーカーが表示している数値です。
※ ホームページ上では全て匿名で表示していますが『自然素材の勉強会』では、具体的なメーカー名を挙げてご説明しています。
珪藻土というのは『塗り壁材』の名称として使われていていますが、
本来は『塗り壁材』の一部に含まれているのが珪藻土という成分で、
製造会社によって珪藻土の含有率が10%~60%など様々なのです。
ですから、100%珪藻土という『塗り壁材』はありません。
自然素材建築研究所が出版した『自然素材の教科書』では珪藻土を、下記のように書いています。部分的に掲載します。
そして、成分についてですが、まがい物の珪藻土には、「樹脂」が含まれています。
第二章で、ホームセンターでも珪藻土は売られていると書きましたが、その珪藻土にはアクリル樹脂や粉末樹脂といった合成樹脂が含まれているものがあります。
この珪藻土だけは、絶対に使わないでください。
塩ビクロスを貼るのと同じだからです。
この樹脂が万が一、住宅火災が起こってしまったとき、一酸化炭素中毒の原因になってしまいます。
樹脂が珪藻土に含まれていると、珪藻土の孔を塞いでしまうため、珪藻土の特徴である湿気を吸う調湿効果が無くなってしまうからです。
今回の『珪藻土の教科書(DVD版)』に登場している山本太郎氏よりも、珪藻土を知り尽くしている人物は他にいません。
山本太郎氏は、日本で唯一、本物と言われた珪藻土を全国に広げ、数え切れないほどの新築・リフォーム現場にて珪藻土を活用し、カビ・ダニの発生や湿気・結露をはじめとする室内環境の改善に取り組んできました。
将来的に、自然素材や健康住宅の建築やリフォームをご検討の方には、強く『珪藻土の教科書(DVD版)』をご覧になることをお薦めいたします。

※調湿・・・湿度を吸放湿し結露を抑える機能、蓄熱・・・熱を蓄え室温の低下時に熱を放出する機能、脱臭・・・臭気を取り除く機能






